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ヨガ講師 HIKARU(ひかる)さん

ひろげるひと |

ヨガ講師 HIKARU(ひかる)さん
いいことも悪いこともいずれ変わる ならば、いまをどう楽しむか 後編

HIKARUさん

1970年生まれ。国内外でファッショモデルとして活躍中、ヨガと出合い、2002年よりヨガを教え始める。2009年よりアーユルヴェーダを本格的に学び、2011年にアーユルヴェーダの個人カウンセリングをスタート。現在はAyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケア方法を提供している。『体が硬い人のヨガ入門』など著書多数。

アンダーザライトヨガスクールをはじめ、全国のワークショップやリトリートでヨガ講師をつとめるHIKARUさんは、ヨガと同じルーツを持つアーユルヴェーダの個人カウンセリングを行っています。「ヨガとアーユルヴェーダから教わったのは手放し感」と話すHIKARUさん。手放し感とはどういうものなのでしょうか?

人の体質は受精の瞬間に決まる

私が講師を務めるアンダーザライトヨガスクールでは、ヨガのクラスと合わせてアーユルヴェーダのカウンセリングも行っています。

アーユルヴェーダとは、ヨガの行者たちが健康管理のために行った伝統的医学。ヨガもアーユルヴェーダもルーツは同じです。アーユルヴェーダの根底にあるのが“体質論”。その人の体質は受精の瞬間に決まる、だからその体質とうまくつき合っていきましょう、というのが柱となる考えです。

カウンセリングでは、本来の体質といま見え隠れしている体質の両方を探っていきながら、食事や生活リズムのアドバイスをしていきます。セッションは1日1時間で3回行います。質問シートに沿って、カウンセリングしますが、ここで出てくる悩みは、体質由来であることがよくあります。

体質は、もともと五大元素(空・風・火・水・地)から成り立つ3つのタイプがあり、その割合によって体質が決まります。空と風が多いならヴァータ、火と水が多いならピッタ、水と土が多いならカパといった具合です。

自分がどのタイプで、どの割合が多いのかを知っておくと「イライラする」「寝つきが悪い」といったネガティブな要素も、自分の中のピッタがこうさせている、ヴァータがそうさせている、と自分のことをちょっと客観的に見られて気楽になります。他人に対しても、この人のこの要素が、そうさせているなと見ると、人のことも、とても面白く見られて、人間関係がスムーズになります。

心と体は“個”。常に変化している

私がヨガとアーユルヴェーダから受けた、いちばんの恩恵は“手放し感”でしょうか。私自身、子どもの頃から人並みはずれて身長が高く、体操着が入らない、ランドセルが背負えないなど、自分の個性を意識せざるをえないことが多く、“個”というのがずっとテーマでした。

成長するにつれて、そういった個が魅力になることもあるし、逆にコンプレックスになることもある。だからといって、その個にとらわれすぎると、芯がぶれて安定感が保てない……。でもヨガもアーユルヴェーダも、心と体はもともと個であるといっています。なぜなら、そこは自分と他人を分けているものであると同時に、いつも変化しているところだから、そのときにパッとあらわれた現象は、よきにつけ悪しきにつけ、一変化なので、それも楽しんだほうがいいんじゃないかということなんです。

それが、まさに私にとっての手放し感だったのです。

毎日死んで、運が良ければ翌朝生き返る

この世を去るときも、「じゃあね」という感じで、思いっきり手放していこうという考え方もヨガとアーユルヴェーダの哲学の中にあります。私はこれを学んだときに、一日の終わりもその予行演習になるなと思ったんです。「今日も十分にやりたいことをやった」という気持ちで、毎日死んで、ラッキーだったら、翌日生き返る。

そう考えたら「今日は何をやるべきか」と毎日の向き合い方が変わってくる。いいことも悪いことも、いずれ変わるなら、“いま”をどう味わえるか、どう楽しめるか、それにかかっている。それはコロナ禍であろうと、平常時であろうと変わらず大切なことだと思っています。

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