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ヨガ講師 HIKARU(ひかる)さん

ひろげるひと |

ヨガ講師 HIKARU(ひかる)さん
ヨガは自分さえいればできる 相手もモノもいりません 前編

HIKARUさん

1970年生まれ。国内外でファッショモデルとして活躍中、ヨガと出合い、2002年よりヨガを教え始める。2009年よりアーユルヴェーダを本格的に学び、2011年にアーユルヴェーダの個人カウンセリングをスタート。現在はAyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケア方法を提供している。『体が硬い人のヨガ入門』など著書多数。

代々木のアンダーザライトヨガスクールをはじめ、全国でワークショップやリトリートを行っているHIKARUさん。ヨガに出合ったのは、もう20年以上前のこと。更年期でもコロナ禍でも健やかにいられるのはヨガのおかげ、と話すHIKARUさんにヨガとの出合いやヨガ講師としての活動について語っていただきました。HIKARUさんにとってヨガとは?

ヨガに出合い、気持ちが外側から内側に

ヨガを始めたのは、ちょうど2000年ごろ。モデルとして働き出して7、8年目でした。90年代に海外へコレクションに行くと、セレブたちはこぞってヨガを始めていて、すごくいいと。ブームがきていることを感じました。

モデルは、自分を通して何かを表現する仕事ですが、どこか自分はちょっと置いておいて、という感じなんですね。年齢不詳とされるのがいちばんいい。そういった状況に長く身をおいていると、私っていったい何だろうか、何が好きなんだろうか、と自分がわからなくなる。また、自分が好きでなくても毛皮のコートを着たり、お酒を飲まないのにお酒の宣伝をしたり、そういう共感できないものが自分の顔になっていることに、ちょっと窮屈さを感じてくる。そんなときに、ヨガに出合いました。

なるべく新しいものが素晴らしいとされるファッションの世界とは反対に、ヨガは数千年も前のもの。深めるほど昔のものに価値が出てくること、モノでははかりしれない大切なものがある、そういったことを教わり、外に向いていた自分の気持ちが内側に向いていく感覚を味わったんですね。

ヨガを始めると「本来の私ってどんな存在の仕方だっけ?」と、子どものころの天真爛漫な自分を思い出すような作業がありました。その後、少しずつモデルからヨガに軸足が移っていきました。

ヨガの時間だけが安心をもたらしてくれる

2002年、最初は自分の練習をシェアしていくような形でヨガのクラスをスタートしました。その頃は、まだモデルの仕事もしていて、自分自身もゴチャゴチャしていましたが、ヨガの練習をしているときだけは切り離されて、すごく安全な駆け込み寺的な時間でした。

もうどうにもならない、ぐちゃぐちゃになってもうイヤだ、みたいなことは、誰の人生にもあると思うんです。今思っても、ほんとうにあのときはヨガに助けられたなと。クラスに来てくださった生徒さんたちも同じように感じてくださって、そういう印象を抱いたかたは長く続けて、いまはご自分が先生になられていますね。

モノは盗られる! でも自分は盗られない

ヨガは何もなくても「自分さえいればできる」というのも魅力です。ヨガに出合う前に、私はマウンテンバイクにはまっていました。お金も時間もけっこう費やしていたんです。それが、あるとき、友だちの家に上がり込んでおしゃべりをしていた、ほんの15分の間に盗まれたんですよ。何の跡形もなく……!! そこで私が思ったのは「モノは盗られる」ということ。モノがないとできない趣味に限界を感じたんです。

でもヨガなら自分だけいれば、相手もいらないし、モノもいらない、場所も選ばない。一畳分ぐらいのスペースがあれば、自分の体ひとつでできます。そう、ヨガは肉体を使うところも、私に合っていました。最初にポーズで体を動かして発汗して、それから呼吸法が出てくる。体を使って没頭できるのがよかったんですね。

更年期は自然現象のひとつ

いま私自身、更年期真っただ中で、ホットフラッシュもあるし、朝、絶望的な気持ちになる“朝うつ”にも襲われています。でも午前中にヨガで体を動かして呼吸して、ちょっと瞑想すれば気分よく一日を始められます。

こういった自分の体の反応も「私のことだけど、私だけのことじゃなくて、自然現象のひとつ」と考えられるのも、ヨガの見方のおかげです。更年期の一時的な反応なら、いまやるべきことは何かな……、と前向きにとらえられるんです。

今回のコロナ禍で気持ちがウツウツとした人も多いようですが、この体や心の反応もほんの一時のこと。そんな時こそヨガで体を動かせば、きっと気持ちも変化させられるはずです。

後編につづく>

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