踊りやすい曲ならどんな音楽でもOK
亜希子さん:玉川学園コミュニティセンターでの教室が、もうラストってなったら、急に私たちのようにやり始める人がふえてきたんですよ。
紘矢さん:どんどんやってほしいですよね。どんなふうに始めればいいですか、ってよく聞かれますが、場所を予約して音楽を用意すれば、それでOKです。場所によってエネルギーが全然違いますから、場所選びは大切ですね。玉川学園コミュニティセンターは、すごく気がいい。こんな理想的な場所は、なかなかないですね。
亜希子さん:天井が高いのがすごくいいし、床も木だから踊りやすい。

紘矢さん:音楽は、踊りやすい曲なら何でも。僕は中国やインド、ヨーロッパ、そこらじゅうの音楽を使っています。日本の歌謡曲でもいいですよね。老人は踊りやすい。
亜希子さん:そういえば2003年にピースボートに乗ったときは90日間、ほとんど毎日、二人でボランティアでスピリットダンスのクラスを開いていたんです。集まってきた人たちは、みんな私たちと同じぐらいの年寄り。ただ、ふらふら歩いているだけでも楽しいもんだから、けっこう年寄りに人気でした。
紘矢さん:若い人向けのダンスは振付を覚えなきゃならない。あれは、ちょっと大変でしょ。でもスピリットダンスは自由に動けるから、年寄りに向いている。

最後に瞑想を入れると気づきが生まれやすい
亜希子さん:ここではダンスを1時間やって、30分はお話会、自己紹介とシェアリングをして、あと1時間踊って終わりというタイムスケジュール。一部も二部も、最後は瞑想で終わることが多いですよね。
紘矢さん:前半に激しい音楽を、それからちょっと楽しいものを入れて、最後に少しゆっくりして瞑想に入ります。ヨガナンダの瞑想とか、サイババの瞑想とか、瞑想はいろいろありますが、だいたい最後に入れていますね。
亜希子さん:やっぱり体を動かしたあとに瞑想を入れると、心と体が静まって、自分の中に入りやすい。意識としては気づかないかもしれないけれど、何かが変わっていくという時間になるんです。気づきが生まれる。
紘矢さん:だから、やっぱり瞑想で終わってほしい。
亜希子さん:シェアリングの時間も貴重ですね。みんな深刻な話をして、セミナーみたいになることもあるし、仲間という感じになります。

紘矢さん:とにかく踊って歌って笑って楽しんで好きなことをしようっていうのが僕らのメッセージ。
亜希子さん:ほかの人が主催するスピリットダンスのクラスに参加してみるのもいいなと思っています。